Capyセキュリティサービスサービスレべル規約

Capyセキュリティサービスサービスレベル規約

Capy株式会社(以下「Capy」という)とCapyのサービス利用者(以下「ユーザー」という)とは、対象となるCapyセキュリティサービス(以下「本サービス」という。尚、パズル型のキャプチャ(Capy CAPTCHA Starter Editionを除く)及びアバター型のキャプチャサービス、リスクべース認証を含むがこれに限らない)の利用に際し、以下のとおりサービスレベル規約 (以下「本SLA」という)を定める。

(目的及び定義)

1.本SLAは、Capyとユーザーの間で適用される利用規約(以下「本利用規約」という)に基づき、本サービスの利用に関する事項を定めるものとする。

2.本SLAに別段の規定がない限り、本SLAは本利用規約の条件に従うものであり、定義された用語は本利用規約にて指定された意味を有するものとする。

3.本SLAの条件を本利用規約に従い、変更する権利はCapyに留保されるものとする。

4.本SLAと本利用規約の間に矛盾・抵触する規定がある場合は、本利用規約の規定が優先するものとする。

5.本サービスは、不正アクセスの技術向上その他の原因により、目的を果たせない場合があるなど、不正ログインを未然に防ぐ目的が100%実現することを保証するものではないものとする。

(サービスコミットメント)

Capyは、毎月の各請求期間において、本サービスを、月間稼働率(以下に定義する)が99.8%以上で利用できる状態におくために、商業的に合理的な努力をする(以下「サービスコミットメント」という)。本サービスがサービスコミットメントを満たさない場合、ユーザーは、サービスクレジット(以下に定義する)を受け取ることができる。

(1)月間稼働率とは、1ヶ月単位(毎月1日から月末日)のサービス停止時間(以下に定義するサービス中断の時間)をもとに、(2)の計算式で算出する。なお、本サービスの利用を開始した月については利用開始日からの日割計算とする。

(2)月間稼働率=(月間総稼働時間-月間サービス停止時間)÷月間総稼働時間×100(※分単位)なお、本サービスを複数使用する場合には月間総稼働時間と月間サービス停止時間は以下のように計算する。

月間総稼働時間:使用サービス毎の月間総稼働時間の合計月間サービス停止時間:使用サービス毎の月間サービス停止時間の合計

(3)サービスクレジットとは、下記(4)のとおり計算される、減額される本サービス利用の対価の金額であり、適用される通貨にてユーザーが受け取ることのできるものを意味する。

(4)サービスクレジットは、サービス中断が発生した請求期間において、ユーザーが本サービスのために支払った料金全額のパーセンテージとして、以下の表に従って計算されるものとする。

■月間稼働率による対価の減額

月間稼働率 対価の減額率
99.8%以上 0%
99.0%以上99.8%未満 5%
95.0%以上99.0%未満 25%
95.0%未満 50%

(5)Capyは、いかなるサービスクレジットも、将来的な本サービスの支払いにのみ適用するものとし、ユーザーは、サービスクレジットによって、払い戻しその他Capyからの支払いを受けることはできないものとする。

(6)サービスクレジットは、該当する一ヶ月の請求期間におけるクレジットの金額が1米ドル(請求用通貨が米ドルでない場合、その通貨での1米ドルに相当する金額)以上である場合にのみ適用され、発行される。

(7)サービスクレジットは第三者に譲渡することはできず、他のアカウントに適用することもできない。

(8)Capy CAPTCHA Starter Editionには本サービスレベルは提供されない。

(9)本利用規約に別段の定めがない限り、本サービスが利用できないことや機能しないこと、又はそれ以外の事由によりCapyが本サービスを提供できないことについては、本SLAに従って適用されるサービスクレジットを唯一の補償とするものとする。

クレジット及び請求に基づく支払の手続

1.サービスクレジットを受領するためには、ユーザーは、support@capy.me宛に電子メールを送ることによって、Capyのカスタマーサービスチームにサービスコミットメントが満たされなかったことを告知するものとする。

2.ユーザーがサービスクレジットを要求する場合には、サービス中断の発生した時点を含む月の翌月末日までに、以下の全ての内容をユーザーはCapyに提示し、当該全ての内容がCapyによって受領されなければならない。

(1)電子メールのタイトル欄に、「SLACreditRequest」の語が含まれていること。

(2)サービスクレジットの対象となるユーザーが利用する各サービスが中断された日付と時間。

(3)エラーを書面化し、サービスの中断と符合するユーザーのリクエストログ(このログの中の機密情報又はセンシティブな情報は、削除されるか、アスタリスクで置き換えられなければならない)。

3.ユーザーの当該要求をCapyが受領した月に対応する月間稼働率が99.8%未満であった場合、Capyはサービスクレジットを、当該要求を受領した月の次の請求期間内にユーザーに対して適用するものとする。

4.ユーザーが本条第1項で定める期間内にサービスクレジットをCapyに対して要求しなかった場合、または、本条第2項に定めるCapyユーザーに提示すべき内容を提供しなかった場合、ユーザーはサービスクレジットの適用を受ける権利を失うものとする。

サービス中断

1.本SLAにおけるサービス中断とは、「除外事項」で定める事項を除き、以下の場合の一つ又は複数が継続的に発生していることを意味する。

(1)本サービスがエラーを起こした結果、ユーザーのウェブサイトに対して本サービスが提供されない場合。

(2)Capyがメンテナンス目的で意図的に、本サービスを中断した場合。ただし、Capyは、当該メンテナンスのための中断について、事前にユーザーに通知を行うよう最善の努力を行う。

2.毎時0分から5分刻みのそれぞれの間隔において、CapyのAPIの平均リクエスト応答時間が2秒を超える場合も、本SLAにおけるサービス中断を意味する。

除外事項

サービスコミットメント及びサービス中断は、以下の理由により生じた本サービスの利用不能、中断又は終了に対しては適用されないものとする。

(1)Capyによる合理的なコントロールの範囲外の要因。本サービスの範囲を超える、すべての不可抗力事由又はインターネットアクセスの問題若しくはそれに関連する問題を含む。

(2)ユーザー又は第三者の行為又は不作為。

(3)ユーザーが本サービスを利用するために用いる自己が所有する装置、ソフトウェア又はその他テクノロジー、及び/又は第三者が所有する装置、ソフトウェア又はその他テクノロジー(Capyが直接コントロールする第三者の装置を除く)。

(4)Capyが、本利用規約に基づいて、ユーザーの本サービスを利用する権利を中断及び解除した場合。

発効日:2018年8月1日

最終変更日: 2019年10月1日